英語と仲直りがしたいのですが(中学卒業編) #エピソード4

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第4話

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……。

なんか、めっちゃ、ぶちぎれてますね。グリーン先生に。

うん。 まぁグリーン先生は別に悪くないんだけどね。

前回のあらすじ

tercel-tech.hatenablog.com

前回、『新装版 英文法のトリセツ とことん攻略編』を読了した。

that 節や完了形をひととおり復習し、DUO の例文でそれらに出会っても変に身構えなくなった。

そして今週からは、中学レベル英文法の卒業を目指して、最終巻である『新装版 英文法のトリセツ 中学レベル完結編』に手をつけている。

完結編は全9章構成で、前半の4章までが中学レベル、そして後半は高校〜大学受験レベルとなる*1

これまで中学レベルの内容を 2冊半もの分量で丁寧に説明してきたのに対して、残りの単元は難度と密度と進度が一気に上がる。 登頂への道もけわしさが増している。

昔、初代ポケモン言えるかな?』の最終局面で、レイモンド[誰?] が「ここまで歌えるなんて大したものだ。でも、難しいのはここからだよ」と言い放って当時のキッズ達の心をし折ったものだけど……。

まぁ、そういうことですよね。

なんだよ。

だれだよレイモンドってw

今は、DUO の周回がほぼ日課になっている状態である。

よっぽど仕事で帰りが遅くなった日は休むこともあるが、ゲーム音楽に乗せて 36分で英文 377本を声に出して読むという営みは、ある意味無心になれて苦痛も感じず、自分でも驚くほど飽きがこない。

ほとんどの例文で、口が追いつくようになってきたが、たまに取りこぼすこともある。

そんなときも「またどうせ明日もやるんだから、少しくらいうまく行かなくてもいいや」と気軽に次へ進むようにしている。

とにかく 1日の勉強時間は36分。 暇なときにトリセツをもくもくと読むようにしている。

トリセツは、中学レベルの章まで読了した

ところで、この例文に見覚えはあるかな?

19
It's about time you decided what career path to take.

訳: そろそろどんな進路に進むかを決めてもいい頃だ。

……めっちゃある。

そりゃ DUO を 20周近くほぼ毎日繰り返しているから、少なくとも見覚えはある。

よく見ると that 節と疑問詞 + to不定詞(名詞用法)が使われているね。

これ…… たぶんそれだけじゃないよね。

隠れ that節だけなぜか過去時制になっているし。

あぁ、これは時制の不一致が起こるレアケースで、例文を丸呑みするしかないかも。

「本来だったら、もうとっくにそうしているはずだったこと」という意味合いを表すため、

It is time (that) S + V過去

というお決まりの構文があるんだ。

そんな初見殺しトラップが……。

句動詞(英熟語)がまだ苦手

次の例文はちょっと戸惑うかも知れない。

out in のところとか、まるで対義語っぽい前置詞 (?) が連続している。

183
She dressed in pure white to stand out in the crowd.

訳: 人込みの中で目立つために、彼女は純白の服を着た。

えっ、ほんとだなにこれ?

よく見るとおかしい。 なんで??

これはどうといって、stand out で一つの動詞の働きをする。

文章を区切るポイントを勘違いすると、「なんか outinを対比でもさせてるのかな?」みたいな、てんで的外れな推理をして、意味が取れなくなってペケになる。

くどうしずか……

そこ、うるさい。

覚えつつある時期は、混乱もしやすい

34番の例文と、212番の例文は、まぎらわしいと思ってる。

34
Have you made up your mind about what to do with the rest of the stuff?

212
In Japan, many people believe your blood type has something to do with your personality.

ホントだ。

似てると言えば似てるね。 文法上は全く別物だけど。

丸暗記だけだと、混同してしまいそう。

have something to do with は、「〜となにか関係がある」みたいな意味の熟語で、残念ながらこれはもう無理やりにでも長期記憶に刷り込むしかない。

ひぃ……。

一方、what to〜 の方は汎用部品で、what と to の間には主語と be 動詞が隠れている

I am to 〜 と、I should 〜 は大体同じ意味で、「◯◯すべき」っぽいというニュアンスになる。

to の後ろに続く動詞はなんでもよくて、たまたまこの例文では do with が来てしまって、結果そっくりさんになったんだと思う。

なんか今日はよくしゃべるね。

英文法はだいぶ強引なところもあるけど、一応、やみくもに暗記するより理屈というアシストがあった方がいいので、『トリセツ完結編』は読み切ってしまおう。

ふぁい……。

このあとどうする?

それはそれとして、トリセツを卒業後の話なのですが、キミには2つの選択肢があります。

勉強をやめるかやめないか?

ちがう!

長文読解に手を出すか、語彙力のレベルをもう一段上げるかだよ。

DUO Select とトリセツを修了したあと、もし長文読解に進むとしたら、Z会速読速聴あたりかなーと考えている。

しかし僕は過去の経験から、こうした長文読解系の教材は高確率で投げ出すことが分かっているので、たぶんお金のムダになると思った。

よし分かった。

じゃあ、これなんかどうかな?

DUO elements [デュオ エレメンツ] 前置詞/副詞

DUO elements [デュオ エレメンツ] 前置詞/副詞

DUO elements 前置詞/副詞 mini

DUO elements 前置詞/副詞 mini

また DUO だ……。

DUO は DUO でも、こっちは例文の丸暗記系ではなく、絵を見てそのイメージから派生する大量の句動詞を覚えてしまうというものだよ。

覚えられるの?

さぁ?

でも周回しやすそうな教材だと思ったよ。

おもしろそうではあるが、果たしてコレを信じて語彙が増えるのかは分からない。

ただ、英文法は左脳で覚えられる一方、句動詞は理屈よりもイメージで覚えてしまった方がよい気がしている。

また、こういう参考書は周回してナンボなので、そもそも1周目をやり切るハードルが低いものを選びさえすればあとはどうとでもなると思っている。 なんの根拠もないが。

ちょ……。

でもまぁ、これに取り組むのはもう少し先の話になると思う。

えっ、、、

DUO Select と一緒に周回するには負荷が高くなりすぎるので、同時にはできない。

まずは Duo Select の例文をそこそこ記憶に定着させた後、切り替えることになると思う。

なるほど。

そんなわけで、トリセツ完結編を読み切ったら、しばらくは新たな教材に手を出さず、当分は DUO を周回する修行を続けてください。

ごんぎょうみたいだ……。

次の教材に移るタイミングは、50日後か、もしくは途中で飽きてしまったときだと思う。

飽きたら移っていいの?

いいけど、できれば続けてほしい。

せっかく耳と口が慣れてきたのだから。

つづく(かもしれない)

*1:仮定法や分詞構文などは取り扱い範囲外。

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