第6話
たーせるくん!!
DUO の例文をじっくり読んでみようコーナーの時間がやってまいりました!
最近英語回が多くないです?
そろそろプログラミングしたい。
これまでのあらすじ
2021年のお正月。
なにか新しいことを始めてみようと思った僕は、周りの口車に乗せられて中学レベルの英語を復習することになった。
そして1ヶ月ほど、DUO Select の素読を続け、多少の例文は覚えたものの、そこで壁にぶち当たってしまった。
そこでテコ入れとして勉強法を変え、引っかかる例文・覚えられない単語をじっくり確認する方向で進めてみようとしている。
みんな大好き関係代名詞
はい、今日の例文はこちら!
ちなみに candidate は「候補者」という意味だよ。
To begin with, they always make promises they don't keep.
私はどの候補者も信じない。
まず、彼らはいつも約束を ──
。。。(がんばれ)
ああああ、最後の中途半端な they don't keep ってなんだよ!!
キミが大好きな関係代名詞を使った文だよ。
英語では、{名詞 +〈関係詞(S +)V〉}というカタチで表す。
「彼らが守らない約束」
⇅
「a promise which they don't keep」
あぁ、元の文では関係詞 which が省略されてるのか……。
そゆこと。
大きな名詞1個分
関係詞は、見た目は疑問詞と同じだけど、「名詞の後ろに動詞を使った詳しい説明をくっつけますよ」という目印みたいなものだよ。
ふむ……。
名詞を修飾する品詞は形容詞なので、〈関係詞 (S +)V〉という形は、形容詞の働きをしていることになる。
ここまでついてこれてる?
まぁ、、なんとか。
で、さらに、〈形容詞 + 名詞〉は、大きな名詞1個分の働きを持つ。 long hair とかね。
つまりこういうこと。
どういうこと?
大きい名詞ひとつ分ということは、このセットが、文の主語になったり、目的語になったり、補語になったり……。
とにかく名詞の入る位置であればどこにでも収まる可能性があるということ。
ああああ(失禁)
名詞の穴
ところで、「彼らが守らない約束」のように、動詞を含む形を使って名詞に説明を加える場合、実はかなりめんどくさい変換のプロセスが働いているんだ。
もうすでにやばい。
よし、じゃあ英文法のトリセツを読もうか。
と、まぁ最後に名詞の穴が空くのです。
ややこしすぎるにも程がある……。
これは、のちに関係副詞とかが出てきたときに混乱しないための準備運動だから……。
関係詞の書き換えと省略
ちなみに、関係詞 which や who は、that で書き換えることができるよ。
あー それは知ってる。
中学生の頃、関係詞の使い分けがめんどくさくて that ばかり使ってた。
さらに、that で書き換え可能な関係詞の多くは、省略することもできるんだ。
……。
ただし、関係詞が関係詞節の主語に当たる場合は、例外的に関係詞を省略不可。
もともと、目印として使っていた関係詞が、実は省略することもできて、でも例外的に省略できないケースもあるってことです?
うん。
で、冒頭に示した DUO の例文は、関係詞が省略されているパターン。
To begin with, they always make promises they don't keep.
訳: どの候補者も私は信用しない。 第一に、彼らはいつも守れない約束をする。
せっかくの目印が消えたら、関係詞の省略を見抜けないのでは?
関係詞が省略されている場合は、こんなふうに名詞が2つ連続して、そのあと(助)動詞が続くパターンが多いのです。
ルールが複雑すぎでは。
ねー。
DUOは、序盤からこのレベルの例文が容赦なく出てくるから、まじめに読解すると1周するのもきついんだよ。
なるほど。
この例文で難しい単語といったら candidate くらいだけど、文法知識が足りないとなかなか読み下せないよね。
……勉強不足ですね。
がんばります。
がんばがんば。
つづく(かもしれない)。
本日の参考文献
本記事の例文は『DUO(デュオ)セレクト: 厳選英単語・熟語1600』、英文法は『新装版 英文法のトリセツ 中学レベル完結編』より引用しています。
- 作者:阿川 イチロヲ
- 発売日: 2019/10/25
- メディア: 単行本