突然ですが、驚異の連写性能を誇るカメラ α9 を購入しました。
これは……(・ω・ lll) #sony #α9 pic.twitter.com/xaZ9xIeuAj
— たーせる#6 (@tercel_s) 2017年8月11日
僕にとっては、2年前に買った α7S に次ぐ 2 台目の Sony 製ミラーレス機です。
この α9、従来機種の弱点であった連写機能が、まさしく主役級の働きをします。 その性能たるや驚異的な動体視力を持ったチート級の武器であり、できれば身近な人には内緒にしておきたいとさえ思えるほどです。
α9 vs 動体
まずはこちらの写真をご覧ください。 α9 で撮った「海沿いを走る電車の写真(失敗例)」です。
せっかく撮ったのに、よく見ると電車の妻に架線柱のブラケットが重なってしまっています(下図参照)。 これはもったいない。
これまでは、渾身の一撃がこうなってしまうと、もはや運が悪かったと諦めるほかありませんでした。
しかし α9 は違います。
まるでフルオート軽機関銃のごとく、毎秒 20 コマという超高速の電子シャッターが炸裂します。
もはやギリギリで微妙なタイミングを攻める必要などなく、ただ待ち構えているだけでいつの間にかベストショットが撮れているというわけです。 先ほどの写真も、障害物の重なっていないものがありました。 上の写真との時間差はわずか 0.1 秒ほどです。
ちなみに α7S にも一応連写機能は備わっていましたが、残念ながら実戦では到底アテにできないレベルでした*1。 一方、α9 は卓越した連写性能に加え、初代 α7S には備わっていなかった 5 軸手ぶれ補正、さらに商品カタログからは今ひとつ凄さが伝わってこない「ブラックアウトフリー連続撮影」といった技術の粋により、動体撮影の打率が劇的に上がる印象です。
ここまで書いておいてなんですが、「α9でなければ撮れない写真」というものはそうそう無いと思います。
個人的に、50 万円という本体価格は、写りの品質というより寧ろ撮影スタイルの変革に対する価値と考えます。 なにせ、どれだけシビアなタイミングであってもそれを意識する必要がなくなるということは非常にかけがえがないわけです。 イメージセンサはフルサイズでありながら、筺体は実にコンパクト。 正直、僕には過ぎた代物のような気がしてきました。
α9 vs 暗所
さらに α9 を夜の町に連れ出し、ISO 16,000 という超高感度で町屋を撮りました。 手持ち撮影(三脚不使用)です。 街灯の少ない田舎の夜路でも頑張っています。
このような高感度設定で撮影すると、通常はノイズでザラついた写真になりそうですが、α7S のノウハウの賜物か将又フルサイズのポテンシャルゆえか、ほとんど気にならないレベルです。
これなら、旅先でも大抵のシチュエーションに対応できそうです。
ぐだぐだで強引なまとめ
α9 を買ってまだ日が浅く、試せていないシチュエーションが多過ぎてアレですが、せっかく素晴らしいカメラを手に入れたので、ぜひ積極活用したいです。
つづく。
*1:α7S の連写速度は最大 5コマ/秒。 通常モードは 2.5コマ/秒